こんにちは、凡蔵です。
今回は先日読んだ
『億を稼ぐ積み上げ力』
2020年9月25日初版
という本についてご紹介していきます。
この本の著者であるマナブさんはブログやTwitter、YouTubeなど様々なメディアで情報発信をされている方で、わたしもほぼ毎日のようにそこで発信されるコンテンツを見て日々勉強しています。
そんなマナブさんがこのたび初の著書を出版されるとのことで、早速購入して読んでみましたので、自分なりに思ったこと、感じたことをまとめていきます。
この本は、
「これから起業・副業で稼いでいきたいんだけど、なにから手をつければいいんだろう?」
「始めるまえからあれこれ悩んでばかりで、なかなか行動に踏み出せないよ…」
↑こういった人に特にオススメします。
「自分にもできるのではないか?」という最初の一歩を踏み出す勇気と、「いますぐなにか始めたい!」というエネルギーがもらえる、そんな一冊です。
『億を稼ぐ積み上げ力』書評・感想
著者紹介:マナブさんってどんな人?
まずは、この本の著者であるマナブさんについて簡単にご紹介します。
マナブ
トップブロガー、アフィリエイター、YouTuber。1990年生まれ。
22歳の時、大学を1年休学し、フィリピンに留学。帰国後、フィリピン留学情報ブログを開設。
大学卒業後、フィリピンのセブ島で就職するが、11か月で退職。フリーランスになる。
その後、起業するも失敗に終わり、27歳の時、月収5万・貯金0に。
どん底の状態からブログに心血を注ぎ、月収7桁を達成。
29歳には月収8桁を達成し、時間にもお金にもゆとりのある人生にシフト。現在はバンコクを拠点に活動。南国で引きこもりつつ、ブログをはじめYouTube、Twitterなどで有益な情報を発信している。
➤YouTube:
『億を稼ぐ積み上げ力』著者紹介欄より
https://www.youtube.com/c/manabuch
➤Twitter:
https://twitter.com/manabubannai
➤Instagram:
https://www.instagram.com/manabubannai/
➤Blog:
https://manablog.org/
上記のとおり、マナブさんは様々なメディアで情報発信をしており、ブログでは月間200万PV達成、Twitterのフォロワー数は29万人、YouTubeチャンネル登録者数は47万人(2020年10月時点)と凄まじい影響力を持ったビジネス系インフルエンサーの方のひとりです。
「朝起きたら、何があっても、絶対に○○をする」
本書を開いて最初のページには、こんな言葉が記されています。
「楽して稼ぎたい人は、この本を読まないでください。」
この言葉のとおり、本書には「これさえ実践すれば今すぐ月○○万円達成可能!」とか「スマホひとつで楽して稼げるマル秘テクニック!」のような、いわゆる簡単にお金が手に入る小手先だけのテクニックの類はほとんど書かれていません。
ネット上ではそういったビジネス初心者向けの甘い話があちこちで見受けられますが、マナブさんは本書冒頭でそんなものは存在しないと断じます。
かわりに、とにかく一貫して訴えているのが「行動しよう」「継続しよう」の2点です。
大事なのは手を動かすこと、そしてそれを習慣化して継続すること。
マナブさんは以下のように書いています。
もし、あなたも成果を出したいと思っているなら、次のテンプレを使ってください。
『億を稼ぐ積み上げ力』~はじめに~より
朝起きたら、何があっても、絶対に○○をする
人生を変えるには、これだけで充分です。
マナブさん自身も実際にこのテンプレに沿って「朝起きたら、何があっても、絶対にブログを書く」という行動を継続し、ブログ約1000日間毎日更新→年間5000万円の収益達成という大きな成果をあげています。
この本ではそんな行動と継続を習慣化するためのコツやノウハウについて、マナブさんのこれまでの実体験に基づきひとつひとつ丁寧に解説されています。
そして、そこで読者に対して何度も語りかけているのが「とにかく努力し続けること、挑戦し続けること」なのです。
継続するためのヒント=固定観念からの解放
「努力しましょう」
「勉強しましょう」
「行動しましょう」
「継続しましょう」
こんなにド直球の正論ばかりだと読んでいて気が重くなりそうな気がしてきますが、決してそんなことはありません。
むしろ、読み終えたあとには肩の荷が下りたような、気持ちがラクになった感覚すらありました。
これは本書に限らずマナブさんの発信するコンテンツ全般に言えることなのですが、ブログにしろYouTubeにしろTwitterにしろ、この方は決して過激な言葉を投げかけたり、おおげさに煽りたてたりするようなことはしません。
むしろ、いつも静かに穏やかな言葉で読者・視聴者の背中をそっと押してくれるようなイメージです。
そして、行動と継続の重要性をくりかえし訴えつつも
「自分に期待せず、諦めつつ継続しよう」
「失敗してもネタになる、くらいの軽い気持ちでやろう」
「嫌なこと、苦手なことからは全力で逃げよう」
といったふうに、無理なく続けていくためのヒントを示してくれます。
それによって
「なんの才能もない自分にはどうせ無理だ」
「失敗したら批判される、笑われる」
「嫌なこと、辛いことから逃げてはいけない」
といった一般社会にありがちな固定観念から少しづつ解放されていき、行動する勇気をもらえると同時に不思議と心がどんどん軽くなっていきます。
その結果、ひとつひとつの言葉がとてもスムーズに浸透してきて、こちらも無理なく自然にマインドが変わっていくのです。
まとめ
結局のところ、誰でも簡単にいますぐ稼げる魔法のような方法などありませんし、成果を出すためにはただただ愚直に日々の積み重ねを続けていくしかありません。
こんな決まりきった正論をぶつけられても、「そんなこと言われなくたってわかってるよ!」とつい反発してしまいそうにもなりますが、マナブさんのこれまでの経験に基づいた真摯な言葉で語りかけられると「やっぱりそうだよな、よし頑張ろう!」と思えてきます。
自己啓発の本は世の中にたくさん存在しますが、同じような内容でも響いてくるものとあまりピンとこないものがあります。
これまでマインドを変えるために自己啓発本は何冊か読んできましたが、大きな声でこちらを熱く鼓舞してくるようなものよりも、行動・継続という非常にシンプルな原則をこんこんと語りかけてくるこの本が一番しっくりきました。
わたしのように「熱血指導はちょっと苦手だな…」という方には、きっとマナブさんの言葉は響くと思います。
改めて、生まれ変わるための最初の一歩がなかなか踏み出せないという人にこの一冊を強くオススメします。