こんにちは、凡蔵です。
今回はわたしが実際に交通誘導警備員アルバイトとして約6ヶ月間働いた体験談をもとに、
などについてご紹介していきます。
警備員の仕事に興味があるんだけど、どんなことをするんだろう?
まったく経験がないからいろいろ不安だし、待遇面や実際の業務内容とかもくわしく知りたいな……
↑こういう疑問をもった人に向けて書きました。
これから警備員として働いてみたい、とくに初めて警備の仕事につくというかたはぜひ本記事を読んで参考にしてみてください。
警備員の給与・仕事内容・労働時間・勤務形態
警備員の給与はいくら?
2022年4月時点に東京都内で募集されている交通誘導警備のアルバイト求人をタウンワークでざっと調べてみたところ、以下のような状況でした。
- 昼勤:日給 8500~13000円
夜勤:日給 10500~15000円
※交通誘導2級などの有資格者はさらに日給プラス - 基本は現場へ直行直帰、交通費も全額支給
- 入社祝金などの特別手当が支給される会社あり
例)入社後10日勤務で3万円支給 - ほとんどの会社で給与の日払い・週払いに対応
- 遠方からの希望者向けに個室寮を完備した会社もあり
それぞれ会社によって日給にかなり差がありますが、とくにこだわりがなければ給与の高いところへ面接を受けに行きましょう。
工事現場などでは当日の作業状況や天候によって定時より早く終わることも多いのですが、そういった場合でも日給は1日分保証されているところがほとんどです。
たまに運良く実働2~3時間程度で終了することもありますが、それでも大抵の場合警備員は日給10000円なら10000円きっちりもらえます。
東京以外の地方の求人も簡単に調べてみましたが、案件数自体がだいぶ少なくなるうえに日給8000~10000円ぐらいの会社がほとんどでした。
仕事内容は全国どこへ行ってもさほど変わりませんが、やはり東京に比べるとどうしても待遇面では劣ってしまうようです。
ちなみに、今回は除外しましたが屋内での業務がメインとなる施設警備の求人も多数出ています。
施設警備の場合は勤務場所が「○○スーパー」「○○公園」のようにピンポイントで募集されていて、丸1日拘束・実働16時間(休憩8時間)といった求人が多いです。
今回調べていくなかで見かけた案件が下記になります。
- 企業オフィスビル
- 大型マンション
- 公園・動物園
- スーパー・大型商業施設
- 病院
- 空港
- 学校・大学
- 図書館
- 競馬場
- ボートレース場
- 外国大使館
- 役所・都庁
具体的な仕事内容としては上記施設内での巡回、受付業務、モニター監視、設備管理といったところが多いようです。
案件数もかなり豊富なので、
「屋外で仕事するのは嫌だ!」
「毎日同じ場所で同じ時間に仕事がしたい!」
といったかたは施設警備のほうに応募してみてもいいかもしれません。
警備員の仕事内容は?
交通誘導警備員の仕事はおもに車・歩行者・自転車の誘導となります。
みなさんも外出中に工事現場などで赤い棒を振って誘導している人を見かけたことがあるかと思いますが、イメージ的にはまさにあんなかんじです。
おおまかな1日の流れとしては以下のようになります。
①前日に場所・集合時間・業務内容などが会社から連絡される
②当日に現場へ直接出勤、警備業務開始
③業務終了後、そのまま解散→帰宅
このように警備員の仕事は基本的に「会社から連絡された現場へ出勤→仕事→帰宅」のくりかえしになります。
現場では1日中自分の配置場所に立ち、周囲を確認しながら車両や歩行者を安全かつスムーズに誘導するというのが主な仕事です。
ここでわたしが実際に体験した現場の仕事内容を下記にまとめました。
- 道路の片面を封鎖して片側交互通行
警備員の仕事でもっとも多いのが片側交互通行(通称:片交)です。
基本両端に1人ずつ立って、お互いに合図や無線で意思疎通をはかりながら片方ずつ車を通す仕事になります。 - 道路全面封鎖による通行止めの案内
道路を全面封鎖して作業するときに入口に立って、一般車両や歩行者が入らないよう監視&案内をする仕事です。
現場の作業状況によっては、車だけ通行止めで歩行者・自転車は通すケースなどもよくあります。 - 工事車両の出入り誘導
工事現場などの入口で工事車両の出入りを誘導します。
通りに面していて車や歩行者の通行が多いところでは周囲の安全をよく確認する必要があります。 - 娯楽施設・商業施設の駐車場警備
大型スーパーなどの駐車場で交通誘導をする仕事です。
混雑が激しい現場では利用客がスムーズに入れるよう適切に案内します。 - 電気工事の警備
高所作業車を使用した電線工事などの現場で車や歩行者を誘導します。
万が一作業中に工具などが落ちてくる危険性もあるため、頭上の警戒も必要になります。
だいたい業者の工事車両に同乗して現場に向かうケースが多いです。
警備員の勤務形態は?
警備員はアルバイトとして働く場合、ほとんどの会社でシフトを自分で自由に決められる自己申告制となっています。
週ごとや月ごとに事前に出勤できる日を会社に提出し、それをもとに会社がそれぞれの現場に割り当てていくという流れです。
週1~2日からOKという会社も多いので、
フルタイムはしんどいから週2,3日くらいで十分かな。
あと、朝起きるのが苦手だから夜勤のほうがいいや。
普段は別の仕事をしてるから、副業として働いてみたい。
平日は忙しいからできれば土日だけ出たいんだけど……
↑会社に相談してみればこういった要望にも柔軟に対応してもらえるでしょう。
警備員の労働時間は?
警備員はそれぞれの現場で始業・終業・休憩時間などバラバラなことが多く、労働時間もその日によって大きく変わってきます。
運が良ければ休憩をたっぷりとれて定時より早く終わりますが、逆にほとんど休憩がとれなかったり残業になったりすることもあります。
何時に終わるのかは当日の作業状況によってかなり左右されるのでそこはほぼ運次第といえるかもしれません。
基本的にどの現場に配置するか決めるのは会社側なので、同じ現場がずっと続くこともあれば毎日のように違う現場に行くこともあります。
ここで参考までに、わたしが実際に出勤した全120日間の労働時間をグラフにしたものを下記に掲載しておきます。
8時間労働・昼1時間休憩を定時としてざっくりとまとめてありますので「警備員の仕事ってだいたいこれくらいの時間働くんだな」とイメージしてみてください。
こうしてグラフにして見てみると、定時より早めに終わる現場のほうが多いことがわかります。
わたしの実感としても、予定より30分~1時間程度早く切り上げて解散する現場がもっとも多いなと感じました。
ただし、ここでもうひとつ重要な要素として現場までの通勤距離が挙げられます。
どれだけ早く終業する現場だったとしても自宅から片道2時間、3時間もかかるようでは意味がありません。
会社側もある程度自宅から近い現場に割り当てるように配慮してくれるはずですが、あまりに遠い現場ばかり行かされるようであれば一度相談してみましょう。
警備員のメリット・デメリット
警備員の仕事を経験してみて感じたメリット&デメリットをまとめました。
【警備員のメリット】
・経験やスキルがなくても働ける
・やることが少なくて気楽
・早めに帰れて時間に余裕ができる
【警備員のデメリット】
・1日中立ちっぱなしで足腰が地味につらい
・基本屋外なので夏は暑い、冬は寒い
・暇すぎて逆にしんどい
・工事現場では常に事故の危険性あり
一番大きなポイントとしては警備員の仕事はわりと暇なことが多いという点だと思います。
いろんな現場を経験してきましたがそこまで忙しい現場は少なくて、むしろただ立っているだけの時間のほうが長かったように感じました。
ここが意見の分かれるポイントで、のんびり働きたいひとにとっては「やること少ないしゆったりと過ごせてラクだなぁ」となりますが、若いひとや積極的に体を動かして働きたいひとにとっては「やることなさすぎて精神的につらい、暇すぎて逆に苦痛だ」となってしまいます。
未経験でも数日間の研修と健康診断さえ通ればすぐに働ける間口の広い仕事ですが、ひとによって向き不向きは確実にあります。
上記のメリット・デメリットを参考に警備員として働けるかどうか考えてみてください。
まとめ
交通誘導警備員アルバイトの体験談は以上です。
基本的にはわりとオススメの仕事だと思いますので、興味のあるかたはぜひ警備員アルバイトの求人に応募してみてください。